夜毎夜毎 夢に咲く百合の君
百合から百合へ ささやく花言葉
高原の停車場の汽笛ふるわせて
ゆめうつつのまま
閉じたるつぼみを抱きしめて
オペラホールの丸屋根の上で
視つめていましたね
砕けてしまった土星のように
淋しい星でした
それでもあなたと歩いた星ですね
サヨナラは
モウイイノサ
それでもあなたがほほえみ咲くかと
サヨナラは
モウイイノサ
ふりむけば 秋空に昇る星
一秒一秒毎に変わる君
一雨一雨毎にそよぐ百合
マッチボックスに灯る夜の影
ゆめうつつのまま
触れたる口唇抱きしめて
ラスト·シーンにくるくる踊る
北極星を視た
シネマが終われば街灯りもない
淋しい星でした
旅の果てに訪ねた星ですね
サヨナラは
モウイイノサ
それでもあなたがほほえみ咲くかと
サヨナラは
モウイイノサ
ふりむけば 秋空に沈む星
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