怪物の唄 - 小南泰葉
作詞:小南泰葉 作曲:小南泰葉
外を見ようと船に乗り
家族友人に「いってきます」を
異国の地で身ぐるみ剥がされ
「たすけてください」と電波に乗せて乞う
首相は国を守るんだ
食卓で僕等 彼の首が刎ねられるのをただ見た
僕等ただ見守った
僕の代わりに消えること
ここで出来ることは何もない
悪は人間性だから
捕え 抑え 縛り 箱詰めるしかない
僕はモンスター 怪物の唄は伝わらないのさ
否定しないでよ存在を 僕がなくなっていく
朝起きて画面をつけ
ひよこがミキサーにかけられるのを観ながら
目玉か卵か迷っている
今日のジュースはさぁ何にしよう
鼠には毒 ハムスターには種 猫には魚 犬には骨を
神様はミディアムレアで「いただきます」
誰も間違っちゃいない ただの歯車
僕はモンスター 怪物は
道徳や歴史や宗教の違う人の為に
命を差し出したりはしない
今日もどこかの路地裏で誰かが襲われる 大地が揺れる
誰も安全圏にいない 死神は背中合わせで隠れてる
僕はモンスター 大切な人だけを守りたがった
思い上がりもいいところ 言葉は紡げない
僕はモンスター 何の為歌い続けていたんだろう
肯定しないでよ魂を 僕が育ってしまう
右はペットショップ
左は保健所
前は中華屋
後ろはブティック
どこへ行こう
どこへ行こう
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