未来ハンモック - 堂珍嘉邦
急な坂を抜けると、君の家
二人乗りで走る自転車
グランドの真ん中に転がるスパイク
防球ネットのハンモック
あの頃、話した僕らの未来に
今はどれくらい近づけただろう
木陰にズボンをぶら下げたままで
跳ね返る光を追いかけていた
高いフェンスをよじ上り
真夜中のプールに飛び込んだ
いつの日か、
ばらばらに流れていくことは
なんとなく気づいてた
あの頃、描いた僕らの未来に
今はどれくらい近づけただろう
川に映る街ずっと止まったままで
淀んだ光をみつめていた
履き慣れたスパイクをしまうように
弾き慣れたギターをしまうように
何も残らなかったように
移り変わる
目の前の窓を見てる
あの頃、話した僕らの未来に
今はどれくらい近づけただろう
木陰にズボンをぶら下げたままで
跳ね返る光を追いかけていた
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