ほころびの頃 - 藤田恵美
陽のあたる ベンチで 風に吹かれながら
昨日より 春めいた 時を感じてる
あの日から あなたに季節は廻らない
こんな日が来るなんて 思いもしないよ
早咲きの桜が 歌ってるみたいね
我慢した涙こぼれて 微笑む私がいた
ゆっくり 受け止めて行こう
あなたのいない この景色も
ひとりで楽しめるように
やさしい風に抱かれて
いつまでも 泣いてちゃ いけないと思うと
この胸を締め付けて また苦しくなる
寒い季節越えて ほころぶ花たちが
「思いきり泣いてごらん」と
ささやく 気がしたよ
いくつもの涙のあとで
「幸せだよ」って伝えたい
かけがえない 思い出たちが
悲しみに染まらぬように
ゆっくり 受け止めて行こう
あなたのいない この景色も
ひとりで楽しめるように
やさしい風に抱かれて
あたらしい明日のために
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