さよならの季節-SHISHAMO
いつも後ろから見てた
大きな肩幅もすこしもつれる歩幅も
見飽きたものなんてひとつもないのに
いつも隠れてみてた
いつも隠れてみてた
少し袖の長い制服も傷だらけの鞄も
それでも知らないことばかりだってのに
今日が最後なのは どうしたってわかってるのに
もう決まってることなのに 何にも言えず終わりそうで
桜の木の下みんなと語り合うあなたが
あまりにもきれいで嫌に悲しかったのよ
ねえ先輩 あたしのことを思い出にしないで
いつも待ち伏せしてた
いつも待ち伏せしてた
登校時刻の昇降口であなた見かけたら
ベッドに入っても特別だったの
今日が最後だから あなたの後姿
目に焼き付ける でもやっぱり足りなくて
桜の木の下背の低い女の子とあなた
聞こえてしまうあなたの突き放す言葉
ねえ先輩 あたしとあの子なにも違わないかなあ
卒業式終わったのに 私の恋は終わってくれない
今日が終わって明日が来たら
私とあなたをつなぐものはひとつもないよ
さよならのクラクションベル
あなたの駆け寄る先
年上のクールビューティー 特別な人
ねえ先輩 何も言えないまま
桜の木の下みんなと語り合うあなたが
あまりにもきれいで嫌に悲しかったのよ
ねえ先輩 私のことを決して忘れないでね
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