PCゲ┅ム「殻ノ少女」OPテ┅マ
『瑠璃の鳥』
作詞:六浦館 作編曲:MANYO
歌:霜月はるか
震(ふる)え届(とど)く風(かぜ) 頬(ほほ)撫(な)でゆく
静寂(せいじゃく)に抗(あらが)う赤子(あかご)のように
抱(かか)え込(こ)み離(はな)さなかった
籠(かご)は容易(たやす)く崩(くず)れ去(さ)る
限(かぎ)られた時間(とき)と空間(はざま)をゆく
瑠璃(るり)の鳥(とり)示(しめ)した星(ほし)の兆(きざ)し
月(つき)を背(せ)にした暗闇(くらやみ)さえも
いとおしく思(おも)える
罅割(ひびわ)れ欠(か)けていく
歪(ゆが)んだ糸(いと)模様(もよう)
届(とど)かない叫(さけ)びを
この胸(むね)に押(お)さえて
翳(かざ)した手(て)のひらすり抜(ぬ)けていく
思(おも)い出(だ)せもしない
打(う)ち棄(す)てた身体(からだ) 迷(まよ)いの中(なか)
漂(ただよ)い辿(たど)り着(つ)くのは途切(とぎ)れた軌跡(きせき)
明(あ)ける空(そら)を忌(い)み 影(かげ)落(お)とす者(もの)
望(のぞ)むべきものはここに無(な)いと
踏(ふ)み出(だ)した土(つち)は脆(もろ)くて
孤独(こどく)のままに堕(お)ちてゆく
閉(と)ざされた世界(せかい)を 破(やぶ)り逃(のが)れるなら
儚(はかな)い願(ねが)いは叶(かな)えられるはずもない
確(たし)かな記憶(きおく)を紡(つむ)ぐように
悲(かな)しみが見(み)えぬように
懼(おそ)れた答(こたえ)は無間(むげん)の中(なか)
出(い)でた殻(から)は紅(あか)く染(そ)まった┅
翳(かざ)した手(て)のひらすり抜(ぬ)けていく
もう動(うご)くこともない
奇蹟(きせき)を信(しん)じた無垢(むく)の心(こころ)
遠(とお)い神話(しんわ)のよう
光(ひかり)を集(あつ)めた瑠璃(るり)の鳥(とり)よ
行方(ゆくえ)も分(わ)からないまま
打(う)ち棄(す)てた身体(からだ) 迷(まよ)いの中(なか)
漂(ただよ)い辿(たど)り着(つ)くのは途切(とぎ)れた軌跡(きせき)
終
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