この街の物語-nicoten
今日も見慣れた街にあかりが灯りだす頃
街は茜色 影は一つ
たまにはイヤホン外して帰ろう 線路沿いを
聞こえてくる声 楽しそうだ
あの時こうすれば あんな言葉言わなかったら
なんてことばかり 頭を駆けめぐる
そして歩道橋から見下ろした この街で僕は生きている
時に出会ったり 時に別れを繰り返す
ふいに声がしたような気がして 君の姿を探したけど
いるはずもないと 分かってるのにため息が出る
いつも口ずさんでいた曲も思い出せる
君は茜色 聞こえない声
些細な出来事に 気付かされる毎日
くだらない日常が こんなに好きだった
そして歩道橋から見下ろした この街で僕は生きている
何かを傷つけ 傷ついたりを繰り返す
たまに君がいるような気がする 信号待ちの雑踏の中
淡い期待だけ ゆらゆら足音に溶けていく
忘れたくないけど いつか忘れちゃうのかな
あの日も あの君も 風が通り抜ける
そして今日も歩道橋から見下ろした この街でみんな過ごしてる
誰かを愛して愛されては夢に眠る
明日も歩道橋から見下ろした この街で僕は生きていく
またどこかで会うその時は
君より可愛い誰かといても怒らないでよね!
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