コイン·ランドリー·ブルース-鈴木雅之
真夜中の コインランドリー
冷たい雨が 窓を叩いて
最後の服を 洗い終わったら 此の街を出て行こう
寝静まった 夜更けの通りに
此処だけが 明かりを点けてた
俺たち二人が 初めて逢った夜も まるで灯台の灯のように
北の国で生まれたおまえは
場末のみじめなダンサー
二歳になる子供を人にあずけたまま
此の街で二十歳になった
俺といえば 昔のつまらない事件を
未だに忘れられずに
逃げるたびに嘘を覚えて その嘘からまた逃げてきた
俺たちは ただの魚さ
河の流れまでは 変えられない
流れてゆく 海もまたひとつだけ
だから その日だけが俺たちのすべて
どれくらい ふたりで働いたら
幸せが買えるだろう
抱かれるたびに諦めたようにつぶやく お前が愛おしい
俺たちは ただの魚さ
河の流れまでは 変えられない
流れてゆく 海もまたひとつだけ
だから その日だけが俺たちのすべて
俺たちは ただの魚さ
河の流れまでは 変えられない
流れつづけて 生きてゆけるなら
お前の言った幸せも買えるだろう
真夜中の コインランドリー
冷たい雨が 窓を叩いて
濡れた心乾かせたら 此の嫌な街 出て行こう
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