「冷たい月の下でなければ響かない」
作詞∶石川智晶
作曲∶河野陽吾
歌∶hibiku
雨風さらされ
朽ちかけてるベンチに座ったまま
乗り過ごすだけで
熱をもった車輪を見ていた
この両手から今にも放り出される心情は
池の中に小さな音だけ残した後
どこまでも沈む小石のようだ
冷たい月に吠える犬には
無謀だと教えていても
薮の真ん中を好んで歩く
足跡がついてない方へ
寒空にかすれた声響いた
横顔照らせず
消えかけてる蛍光灯のように
蒸気した線路に
どっちつかずの明日がこぼれた
羽根を汚して低空飛行で探す真実は
デタラメな優しさに見分けがつかないまま
飛ぶ力だけを失っていく
冷たい月の下でなければ
響かない声があるから
枯れた落ち葉を拾う右手は
この先に光を掴むと
約束をこの夜空に叫んだ
静寂が今 メタリックな車輪の隙間から
体に染み込んでく
誰にも微笑えないと
錆びついてしまう訳などないよ
冷たい月の下でなければ
響かない声があるから
枯れた落ち葉を拾う右手は
この先に光を掴むと
約束をこの夜空に叫んだ
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