花のように - 高橋優
そういうことにちょっとずつ慣れてきて
「お前も大人になったんだな」って
誰かの些細な一言に戸惑う
本気で笑えているかい
そういう歌を聴けば
胸の奥にチクッと刺さった針が
また痛み出すのさ
この街の中で強く生きてくため
僕ら思い思いの鎧まとって
向かい風を耐えて咲き誇ってる
心の中じゃ泣きたい時だってある
だけど歯喰いしばって口角持ち上げて
笑っているんだ 花のように
「出会いと別れと酒と仕事…
あと何を繰り返すのが運命だろう 」
火曜日午前3時中目黒
誰かのつぶやき声がやけに残ってる
人生とは何ですか そういう話を聞けば
胸の奥に溜めてたダムが溢れて瞼を濡らしてるのさ
幸せになるための傷跡がまた
一つ二つと増えていくけれど
辛いことばかりは続かないから
雨空の向こう側に虹が架かる
そんな景色にまた巡り逢えるから
唄っていくんだ いつまでも
この街の中で強く生きてくため
僕らはときどき裸のままで
人の温かさを肌で知る
いつだって幸せでありたいけれど
一概にそうとは呼べない日々を
心の限りに味わって
幸せになるための傷あとがまた
一つ二つと増えていくけれど
辛いことばかりは続かないのさ
雨空の向こう側に虹が架かる
そんな景色にまた巡り逢えるから
唄っていくんだ いつまでも
笑っていくんだ 花のように
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